このほど、地域の魅力を独自のセンスで発信している優れたパンフレットや動画を表彰する「地域プロモーションアワード2021」の「第9回ふるさとパンフレット大賞」で、村が発行した「津波伝承絵本・普代村を守った奇跡の水門」が優秀賞に選ばれました。大賞に次ぐ2位で、岩手県では初の入賞となりました。
入賞作品は、今年3月、大阪府茨木市の追手門学院大学との共同制作で、元和村幸得村長の強い信念で建設された普代水門が、東日本大震災の大津波から村を救ったことを題材に、当時の建設秘話を絵本化し、災害に対する備えを訴えている内容です。
絵本は、クラウドファンディングで寄附を募り500部作成。A4判40ぺージ、オールカラーで、寄附者や関係機関に配布したほか、岩手県内の全小学校に寄贈しています。また、震災視察で活用するためA5判のミニ絵本1000部も発行しています。
審査委員からは、「専門家の絵でも文でもないことが、親しみやすさやニュアンスの魅力をもっている」「地域振興を学ぶ大学生が思いを込めて制作した作品で力強さがあり、印象に残る」「ぜひとも次世代に伝えてほしい」などの高評価を受けました。
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